住所:
福井県敦賀市挙野11-5
神紋:
調査中
御祭神:
応神天皇
伊弉諾命
伊弉册命
菊理媛神
御由緒:
当社の創立年代は不詳であるが、往昔より俗に宇佐八幡と尊崇した。相殿の白山大神は、往昔加賀国から来た人が故ありて当区、刀禰市左衛門の家僕となり、永年忠實に勤勉王家に仕へ、そして生国の氏神白山大権現を奉斎して、朝夕崇拝したが、其の後刀禰家の分家として一家を創立せしめた際、八幡神社の相殿に奉斎したと伝えている。

『敦賀郡神社誌』より引用

創建:
不明
社格:
村社

◆◆◆

雑感:

挙野にある八幡神社です。

挙野は8号線を東浦方面に行き、五幡を越えてすぐの場所にある。
私はこの神社に行くまで挙野という地名があることを知らなかった(挙野の方には申し訳ないが)。
集落のすぐ近くには五幡神社があり、ここも五幡なのだと思っていた。

挙野はその名の通り、坂を上がった山麓にある集落で村域も狭い。神社誌によると昭和初期の戸数は6戸(現在はもう少しある)と当時から小さな集落であったことが窺える。

集落入口の坂道は狭く急で、集落内の道ももほぼ同じ感じである。車で行くことはお勧めできない。

この神社も非常に分り難い場所にある。8号線側から説明すると、釣り具屋を越えた後にある急カーブの上、山麓部分に鎮座している。

明治位までは阿曽-五幡を結ぶ旧北陸道が通っていたそうだ。同じ旧北陸道沿い阿曽側にあった利椋神社は、人が通らなくなったという理由で現在の八幡神社に合祀されてしまった。

管理上仕方なかったとはいえ、悲しいことである。その地に鎮座するには、それなりの理由があったに違いない。廃してしまえば意味がなくってしまう。私はそう思う。

挙野の八幡神社はいつまでもこの場所に鎮座し続けてほしい。

境内の趣
全体の森厳さ
場所の分り難さ
※★は評価ではなくあくまで個人的な好きポイントです。

 

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