住所:
福井県敦賀市櫛林9-3
神紋:
調査中
御祭神:
國常立尊
御由緒:
氣比宮社記に串林神社とあるは、これ当社にて、往昔より山王社と尊称し奉っている。
ある年、当区の雁子源右衛門の夢の告げに氏神山王社の御神体が盗まれ、江州鹽津濱に座すとのことにつき、さては不思議な夢かなと直に氏神社至りて調ぶるに、果して夢の如く御異状あらせ給えば、恐懼措くを知らず、そのまま追跡せしに、舟に乗り遅れて困惑の態なる怪しき二人の男があり、その内の一人が背負える荷物に異様の霊感があるので、これ正しく御神体なるべしとて、その不敬罪悪を詰責し、遂にこれを返還せしめ元の如く安置し奉ったとのことである。

『敦賀郡神社誌』より引用

創建:
不明
社格:
村社

◆◆◆

雑感:

櫛林にある日吉神社です。

境内は狭くはないが、見ての通り杜と言うほど木が生えているわけではなく、味気ない感じだ。
神社誌に載っている古い写真を見ても(若干減ってはいるが)昔から木が多かったわけではなさそうだ。

祭神の國常立尊は、天地開闢(世界が初めて生まれた時)の際に登場する神である。
「古事記」「日本書紀」とで若干異なるが、まだ大地が脂のように漂っている時に生まれた神であり、大地そのものを神格化した神とも言われている。

日吉神社の主神が國常立尊というのも珍しい気がする。神社誌によると、付近には古代の塚があり、山神と呼ばれていたそうだ。
山神=日吉神社、田んぼの中にある塚=國常立尊なんだろうか?由来をもっと詳しく知りたい。。。

境内の趣
全体の森厳さ
場所の分り難さ
※★は評価ではなくあくまで個人的な好きポイントです。

 

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