住所:
福井県敦賀市新保字堂の上27-37
神紋:
調査中
御祭神:
大山咋命
御由緒:

当社は往古より、山王権現社、又は山神社と称して尊崇厚く、慶長年間観音一仏を同殿に安置し、更に寛永元年、同郡東浦村五幡区洞泉寺より、薬師如来を移して安置し、鳥居を建立したとのことである。
当社には往昔より神田ありて、三月田六十束苅・鐘撞田(鐘月田)二十束苅・神楽田六十束苅・神明田三十束苅を有したが、慶長三年の所謂太閤検地に悉く没収され、また明治維新神仏分離の際の調査に、仏形像は他に移された。
同十一年八月二日村社に列せられ、明治四二年四月二一日本殿は御炎上となり、同四十三年九月御造営竣成したのである。

『敦賀郡神社誌』より引用

創建:
不明
社格:
村社

◆◆◆

雑感:

新保にある日吉神社です。

市内から476号線をずーっと今庄方面に向い、まーっすぐ突き進むと左手側に朱塗りの鳥居が見えてくる。
しかし、これは新保の日吉神社ではなく、葉原の日吉神社である。ここからさらに1〜2kmほど進むと新保の集落が見えてくる。

神社自体は集落東側の山腹にあり、入り口には木造の立派な両部鳥居が建っている。敦賀で両部鳥居がある神社は、氣比神宮を含め、4〜5社ほどだが、個人的には気比神宮に並ぶくらい良い鳥居だと思う。
見ていただきたい、この笠木(鳥居の一番上)の反り!柱(足の部分)の高さや、 貫(笠木・島木の下にある柱を貫いて通してある木)の長さも絶妙で、とてもバランスが取れている。
横綱が土俵入りで見せる雲龍型の様だ!

私の神社好きは鳥居から入っているので、こういった素晴らしい鳥居に出会えると思わずヨダレじっくりと見入ってしまう。

鳥居をくぐると、拝殿があり、本殿にはさらに石段を数十段登らなくてはならない。
だが、ここからの眺めがまた良い!この長閑な雰囲気がたまらない。個人的な意見にばかりになるが、神社からの眺めの良さなら敦賀で一番ではないかと思う。

まぁ、今回はかなりウザい感想だったと思うけど、それほど良いというのを伝えたかったので、御了承いただきたい。

境内の趣
全体の森厳さ
場所の分り難さ
※★は評価ではなくあくまで個人的な好きポイントです。

 

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