住所:
福井県敦賀市杉津9字中条10
神紋:
十六菊
五七桐
御祭神:
大山咋命
御由緒:

当社は往昔は山王大権現と尊称して、地方の崇敬厚き社である。

『敦賀郡神社誌』より引用

創建:
不明
社格:
村社

◆◆◆

雑感:

杉津にある日吉神社です。

杉津は東浦十ヶ浦の一つで、市街からは8号線を東浦方面に進み、阿曽を超えた次の集落である。

神社は集落南側の小山の上に在り、分かりやすい場所ではあるが、集落内の道が狭く、入り組んでいるので、車で行く時は注意が必要である。

変わった形の社殿だなと思ったが、神社誌には、「拝所」とある。
私は神社建築についての知識が浅いので、いまいち拝所という括りが分らない。

拝殿はその名の通り”殿”、つまり拝礼を行う為に設けられた建物である。これは分かる。
対して拝所であるが、本殿の正面口に在り、参拝者が参拝を行えるスペースのことである(大きな神社だと門になっている場合が多い)。これも分かる。

だがこの神社の場合、拝所と書かれているのは写真の建物(写真:左下)である。本殿自体は、この建物の中に入っている。

こういう形の建物は、今まで社殿としか捉えていなかったが、正しくは拝所なのだろうか??

ちなみに横に伸びているのは、それぞれ境内社の神明社(二社)、愛宕社、金比羅社、河濯社である。
河濯社は祭神不明であるが、川濯神社という神社は全国に存在しているので、同一のものだろうと思われる。
多くは川の神、水の神を祀っていることが多い。

境内の趣
全体の森厳さ
場所の分り難さ
※★は評価ではなくあくまで個人的な好きポイントです。

 

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