住所:
福井県敦賀市山24-31
神紋:

御祭神:
倉稲魂神
大山祇神
御由緒:

当社は往古より稲荷大明神と尊称し奉り、社田神供料九十歩、修補田三百歩、祭禮田五百二十歩ありしを、慶長検地の際に没収させられたが、元禄十三年春、領主酒井忠純これを復旧せられたと云う。

『敦賀郡神社誌』より引用

創建:
不明
社格:
村社

◆◆◆

雑感:

山(集落名)にある稲荷神社です。

滝ジャン。敦賀でこの言葉を知っている人はどれくらいいるだろうか・・・?
御存じない方は一度、Wikiで「黒河渓谷」と検索してみてほしい(載ってることに驚き)。

何を言いたいかと言うと、この神社はその滝ジャンをする途中によく立ち寄っていた場所なのである。
毎年夏になると、友人達と汗だくになりながらチャリで黒河川へ向うのだが、何キロもゆるい坂が続くため、大体この場所で一度休憩を取ることになる。

神社内は夏でもひんやり涼しく、独特の静けさがあったのを覚えている。

ところでこの神社の境内社には九頭龍大神が祀られている。
九頭龍大神はその名の通り龍神であるが、古代日本で龍とは、大蛇、蛇神を指す言葉でもあった。黒河川にもこんな大蛇伝説が残っている。

「昔、この谷に大蛇が棲息し、村人たちは大いに恐れていたが、ある年の正月に山法師が来て、その由を聞き、これを封ずるべく藁で大蛇の大模型を作り、祈祷を行った。
すると大蛇出現して、瀧に落ち首を骨折し死んだ。その為、七日間血が黒々と河をなして流れたので、この川を黒河川と呼ぶようになった」

稲荷神社の九頭龍大神はもしかしたら、この大蛇を祀っているのかもしれない。

境内の趣
全体の森厳さ
場所の分り難さ
※★は評価ではなくあくまで個人的な好きポイントです。

 

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