住所:
福井県敦賀市小河口
文化財:
-
カテゴリ:
地蔵
其の他:

青石のお地蔵さんで総高六尺に近い。
お堂を作ろうとお伺いを立てたら、「屋根はいらぬ。ツバキの木、ケヤキの木が屋根。」 とおっしゃったのでツバキの木を植えた。それが大きくなり、屋根の様になってお地蔵さんを護っているのでその名があるという。

『敦賀の民話・民謡』より引用

作成時期:
不明

◆◆◆

雑感:

小河口にあるつばき地蔵(と思われる地蔵)です。

"思われる"と言うのは、この写真の地蔵が本当につばき地蔵なのか確証が無いため。

一応以下の3点からつばき地蔵ではないかと判断した。
 ・小河口である
 ・青石(っぽい)で出来ている
 ・お堂が無く、椿の木が屋根となっている
ほぼ間違いないとは思うのだが、1つ疑問点が残る。総高6尺(180cm)という点である。
近くで見たが、地蔵自体は4〜5尺位という感じだった。石垣部分も含めるのだろうか?

まぁ疑問は残るものの、暫定的につばき地蔵と言うことにしておこう(御存知の方は連絡ください)。

このつばき地蔵の下に、もう一体小さな地蔵があるが、ちゃんと前掛けと帽子が被せてあり、地域の人の愛を感じる。

それにしても、椿の木を屋根にするとか、なかなか乙な事を言う地蔵である。

 

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