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和久野にある油掛地蔵です。
ご詠歌は、 「南無阿弥の 糸を和久野に 頼みかけ 結ばせ給え 極楽の印」
和久野劔神社近くの辻に、南面したお堂がある。これが油掛地蔵のお堂である。
この地蔵、名前からも分る通り、油が大好きなのだという。 願いごとも叶えてくれるらしいが、その際は願を掛けつつ、油も掛けないと、叶えてくれないらしい。
堂内に入ってみると、油の臭い漂う中に、黒光りしたお地蔵さんが満足そうに微笑んでいた。 元は普通の石で出来ていたと思われるが、長い間、油と多くの人の願いが染み込んで真っ黒になってしまったのだろう。
それにしても何故、お地蔵さんてこんなに個性豊かなんだろう?逆さがべスポジの地蔵とか、椿を軒にする地蔵とか。
仏教界では菩薩だからな〜、俗世に生きる凡人には理解できないのは仕方ないのか??