住所:
福井県敦賀市金山58-3
神紋:
不明
御祭神:
金山彦大神
御由緒:
当社の社説に徴するに天長三年の創立にて、国史所載の名所である。
往昔氏子と神職との間に意見の確執があって相和せず、遂に神職は御神体を奉じて美濃国に走り彼地に金山彦大神を奉斎したので、氏子等は一日も氏神様なくては相済まずと、隣区野坂の六社明神を奉斎したが、明治維新の際、再び金山彦大神を奉斎するに至ったのである。

『敦賀郡神社誌』より引用

創建:
天長三年(826年)
社格:
村社、国史見在社

◆◆◆

雑感:

金山にある金山彦神社です。

神社は225号線を西へ向かい、井ノ口川を越えてすぐのところに鎮座している。

地名の通りこの辺りには昔鉱山があったらしい。故に鉱山の神である金山彦神が祀られたのだろう。

社格の国史見在社は何ぞや?という方もいらっしゃると思うので下に社格について軽く、本当に軽く説明。

式内社:『延喜式神名帳』(927年)に記載されている神社。

式外社:延喜式編纂時に存在していたはずであるが、記載されていない神社。

国史見在社:六国史に記載のある神社。式内社も含まれるが、主に式外社に用いる。

近代社格制度:明治以降に作られた社格。官幣社や国弊社、府縣社、郷社、村社、無格社などがある。戦後廃止された。

他にも一の宮、二の宮、総社などがある。

金山彦神社は国史見在社に当たり、六国史の『文徳実録』に記載がある。
ここまで長々説明して何だが、実は延喜式も六国史(日本書紀以外)も読んだことが無い。
古事記や日本書紀は半分神話なので楽しく読めるのだが、延喜式やその他の歴史書となると、読むのに勇気が要る。。。

境内の趣
全体の森厳さ
場所の分り難さ
※★は評価ではなくあくまで個人的な好きポイントです。

 

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