〜小祠発見伝 第4回 白木〜
-伊勢皇大社と龍神社-
小祠発見伝第4回は白木にある伊勢皇大社と龍神社です。
祠は集落の奥、船着場近くの小屋の手前に隠れるようにして祀られている。
近くには式内白城神社もあるが、境外社ではない。千木のある方(写真:左上)が伊勢皇大社かとは思うが、神社誌にも記載が無いので、詳細や由緒は不明である。
祭神の八大龍王は、古代インドの蛇神で仏教守護の神でもある。
日本でも昔から水の神として蛇を祀ることがある。蛇は水辺や暗く湿った茂みの中に棲息しているからだ。また湾曲した川の流れが大蛇を連想させるからとも言われている。
その後、中国の影響で蛇神=龍となり、いつしか海の神としても祀られるようになった。
ここ白木の白城神社には祭神として稲飯命を祀っているが、この稲飯命の母が玉依姫という海神の娘である。もしかすると、関係があるかもしれない。
帰りに石段の下で龍王の子供に出会った。私は近づいて撮ろうとしたが、私に気付くと慌てて茂みの中に隠れてしまった。
それでも追っかけて茂みに入ると、目の前に大きな女郎蜘蛛が。。。私は世界一蜘蛛が苦手なので3mくらい後ろに吹っ飛んだ。
茂みからケラケラと子蛇の嗤い声が聞こえた(ような気がした)。 |