住所:
福井県敦賀市杉箸85-18
神紋:
左三つ巴
御祭神:
大山祗命
高良大神
御由緒:
当区は当時刀根区に座す、気比神社を氏神とせしも、明治維新の際分離して、往古より此の字に鎮まり祀る神祠・山神を鎮守として尊崇するに至り、山神神社称したのである。
明治四十二年十二月十四日、当区内に鎮座し給いし、高良大明神と尊称し来たれる無格社高良神社の祭神も合祀した。此の高良神社は、桓武天皇の御宇に故ありて奉祀したので、祭神は高良玉垂命にて、武内宿禰なりとも伝えているが、単に高良大神として祀りている。
氣比宮社記に、杉箸区の氏神は「祗園牛頭天王、武素鳴尊」とある。

『敦賀郡神社誌』より引用

創建:
明治維新時(1867〜72年)
社格:
村社

◆◆◆

雑感:

杉箸にある山神神社です。

杉箸という名前の由来は、仲哀天皇が敦賀に行幸された際、この周辺に宿泊した家臣が、杉の箸を以て奇計を講じたという故事からその名が付いたという。

山神神社は集落西側の山に位置しており、道路側からは見え難くい。明治時代に建てられた神社とあって、石垣や橋、参道の杉木など見栄えの良い造りになっている。

ただ古い写真を見ると、本殿は千木や鰹木がある立派な神明造りの建物だったようだ。見比べると、現在の本殿(写真:左中央)は若干安っぽく見える。
また、境内の周りはコンクリの壁で固められていて、森厳さもやや薄れる。土砂崩れ防止の為だから仕方ないんだけど、うーん、やっぱり神社の雰囲気には合わない。。。

ところで杉箸には美味しい蕎麦屋がある。「又八庵」という店なのだが、隠れ家的というか、小っさいお店で、土日しかやっていない為、敦賀人でも知らない人が多いのではないだろうか?
私も親から話を聞いて行ってみたのだが、蕎麦は白く細く越前風ではない。あと値段も若干高い。これは一杯喰わされたと思ったが、出てきた蕎麦を一口食べると・・・旨い!ずるずると食べ切り、気づくと目の前には空の器が三杯あった。それ以来、杉箸や刀根に行く時は必ず食べに寄ることにしている。

また話がずれてしまったが、杉箸を通るならば是非寄ってもらいたい所である。
うん?もちろん山神神社のことですよ。

境内の趣
全体の森厳さ
場所の分り難さ
※★は評価ではなくあくまで個人的な好きポイントです。

 

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